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✿突発小説@封殺鬼06
突発小説⑥(2006.11.25)

我が家の防音工事、真っただ中。
唯一ネットが繋がる部屋が明日から工事になるので、しばらくネットが出来なくなりそうなので、置き土産のつもりで、突発小説を書きました。
でも本当に突発です。しかも工事の騒音と戦いながら書いたシロモノです(笑)


*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*

夜半過ぎ、ずっと机に向かっていた弓生だが、ギイッと椅子を動かし、ふと視線を動かすと、此方を向いたままスヤスヤと眠っている聖がいた。

 聖が弓生の元に来たのは、つい先ほどのこと―。
“一緒に寝てもええか?”と言ってベッドに潜り込んだ。そしてベッドに横になった状態で色々な話をする。だがまだ調べものの途中だった弓生は、聖の話相手をすることなく、黙々と作業を続けた。
 最初は弓生の返事が返ってこなくても負けずに話し掛けていた聖だったが、いつしかその声が小さくなり、終いにはその声さえ聞こえなくなってきた。そのため弓生が振り返ると、聖は弓生の方を向いた状態―横向きの状態でスヤスヤと静かに寝息を立てていた。
 弓生はフゥッと小さく溜息を漏らすと立ち上がり、聖の側に立った。そして横向きだった躰を仰向けに直すと、捲れ上がったパジャマを直し、静かに毛布を掛け直した。
 それからしばらく聖の寝顔を見つめた後、聖の前髪を掻き上げ、そっと額に口付けを落とすと、机の電気を消した。―どうやらそろそろ寝るらしい。
「明日現場に行ってみるか…」
 そして聖を起こさないように、そっと隣りに入った。


 そして翌朝―。


 時計を手に取り時間を見ると、まだ明け方の5時半だった。
 この季節の夜明けは遅いため、カーテン越しに映る景色はまだ薄暗い。
 まだ少し早いためもう少し寝ようと思いながらそのまま横を見ると、聖の姿が見えなかった。
「…聖?」
―(もう起きたのか?)
 弓生はカーディガンを引っ掛けると、そのままリビングに入った。
 既に明るい光を灯していたリビングは、すっかり暖まった状態だった。
 そこにキッチンからひょっこり聖が顔を出した。
「どないしたん?ユミちゃん、早いやんか?まだ寝てればええのに」
「…ああ」
「もしかしてオレ、起こしてしもたか?」
「…いや。そうじゃない」
「そか…なら良かったわ。ユミちゃん、おはようさん」
 満面の笑みで迎える聖。そんな些細なことに幸せを感じながら弓生も応じた。
「…ああ。おはよう」
 暖まった部屋。
 既に置いてある新聞。
 珈琲の香りの立ちこめるリビング。
 どうやら朝食の準備もすっかり出来ているようだ。一体いつから起きていたのだろうか―?
「調べもんはもう終わったんか?」
「ああ、細かいことはな…。あとは現場に調査に行くだけだ」
「そっか…けど、そう言うと思うたわ」
「え?」
「せやから弁当作ったで」
「…弁当?」
―(だからこんなに朝早くに起きたのか!?)
「昼なら外で食うからいいのに」
 嬉しいクセに、つい逆のことを言ってしまう。だが、そんな部分もよく分かっている聖はニッと笑う。
「よう言うわ。オレが居らんとユミちゃん億劫がって簡単に1食や2食くらい抜いてしまうやんか」
 メシ抜くなんてオレには考えられんけどな、と付け加える。
「持っていくやろ?」
「ああ…せっかくだからな」
「良かったわー。無駄にならんで済んだわ」
 聖はホッと胸を撫で下ろした格好で微笑んだ。
「ほな、もうちょい寝て来たらどうや?1時間くらいしたら起こしたるから…調査ゆうても行くのは急がんのやろ?」
「ああ…だがすっかり起きてしまったからな。もういい…それに」
「それに?」
「夕べはあまりお前と話せなかったからな」
 そしてソファーに腰掛ける。
 すると、少しでも長く弓生といられるのが嬉しいのか、聖が満面の笑みになる。
「ほな、今珈琲持ってくるから待っとって」
 軽い足取りで再びキッチンへと引っ込む聖。

 これはなんてことはない、いつもの見慣れた風景。いつもと変わらない会話。
 だが、こんな他愛もない時間が、弓生にとっても聖にとっても幸せな時間なのだった―。


~終~


…お粗末様でした♪


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